知らないと恥をかく一般常識の壁

交通事故の基本!事故発生時の正しい対処法は?


『 交通事故を起こした時、何をすべきか把握してますか? 』


普段、何気なく生活していても災いが降りかかることがあります。その一つが


交通事故


です。

交通事故 は頻繁に経験するものではないので、実際に事故を起こしてしまっても、どのように対処すればよいのか わからない人も多いと思います。 ← 私


そこで今回は、交通事故を起こしてしまったときの対処法についてまとめます。( 最終更新:2015年1月 )


事故発生時の正しい対処法は?


交通事故が起きた時の基本的な対処には、以下の 8 つ があります。

いざという時のために、頭の片隅に置いておくと良いかもしれません。


  1. 負傷者を救護する
  2. 警察へ事故の届出をする
  3. 相手の連絡先情報を確認する
  4. 目撃者を確保する
  5. 事故現場の保存をする
  6. 自分でも記録を取る
  7. 保険会社に通知する
  8. 医師の診断を受ける


それでは、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。


1.負傷者を救護する


対人事故を起こした場合は、すぐに 119 番 に通報します。

次に、二次被害を防ぐために車を道路の端に寄せ、三角停止板があればそれを使って後続車に注意喚起します。


事故を起こした際に絶対にしてはならないのは、負傷者を救護せずにその場を離れることです。つまり、ひき逃げですね。

これは 救護義務違反 ( 道路交通法 72 条 ) に該当する行為なので、以下のような罰則を科せられることがあります。


  • 違反点数 23 点
  • 免許取消
  • 5 年以下の懲役、または 50 万円以下の罰金
  • 過去の違反記録によっては、数年間運転免許が持てなくなる


一方、家屋や塀、無人の車やバイクなど “ モノ ” にぶつけた場合は 物損事故 となります。

物損事故を起こして逃げた場合は、当て逃げ報告義務違反 となり、以下の罰則が科せられることがあります。


  • 違反点数 5 点
  • 3 ヶ月以下の懲役、または 5 万円以下の罰金


どんな理由であれ、ひき逃げ や 当て逃げ は絶対にしないようにしましょう。


  • 道路交通法 第72条 の概要
    「 運転者は、負傷者を救護し、道路における危険を防止する等必要な措置を講じ、警察官への報告する義務を負う。これに違反した場合は、罰則がある 」


では次に、警察への届出について見ていきましょう。


2.警察へ事故の届出をする


交通事故を起こしたら必ず警察へ報告しなければなりません。

これは 人身事故・物損事故 に関係なく、また 加害者・被害者 の立場に関わらず双方の届け出が必要です。特に加害者は報告の義務があるので注意しましょう。

この報告義務に違反した場合は、以下の罰則を科せられることがあります。


  • 3 ヶ月以下の懲役、または 5 万円以下の罰金 ( 道路交通法 72 条 1 項 )


また、事故を起こしたら相手方と話し合い ( 示談交渉 ) をして事故の解決を図ることになりますが、その際に


交通事故証明書


というものが必要になります。 ( 交通事故証明書ってなに?

この交通事故証明書は、事故が起きたことを警察に届け出ていなければ発行してもらえません。

保険を使う際もこの書類は必要なので、発行してもらえなければ後々困ることにもなります。

たとえば、あなたが自転車で細い道をゆっくり走っていると、横道から車が出てきてバンパーに軽くぶつかり転倒したとしましょう。

もし、あなたの怪我がかすり傷程度で、車のバンパーにも傷がなければ、警察へ届出をするのは大げさだと思うかもしれません。

でも、こうした事故でも届けておいた方が安心です。


 な ん で ?


数日後に体調に異変を感じて病院へ行ったら、骨折や脳内出血と診断されることもあるからです。

このような場合、本来なら車の所有者の自賠責保険から 治療費 や 休業損害 を受け取ることができますが、届け出をしていなければ治療費は全て自腹で払わなければなりません。

一方、事故が起きたときにきちんと警察へ届出をしておけば、自動車安全運転センターが 交通事故証明書 を発行してくれるので、相手の保険を使うことができます。


また、警察に届出をすれば実況見分も行われるので、後になって加害者が


「 自分は悪くない! 」


と言っても証拠が残ります。 ( 実況見分調書ってなに?

つまり、万一のときも嫌な思いをしないで済むことにも繋がります。


さらに、示談交渉のときも 交通事故証明書 という証拠があれば、交渉を優位に進めることも可能です。

ちなみに、事故当初は加害者が泣いて謝ってきたとしても、その態度が示談が終わるまで続くという保証はありません。

時間が経つと、


「 あなたも悪いですよね? 」


と言ってくることもあります。

それが事実であれば問題ありませんが、違うのであれば あなた自身が証拠を提示することで、相手の言い分が間違っていることを証明しなければなりません。

このことからもわかると思いますが、事故が起きたときにきちんと届け出をすることは、あなたの権利を守ることにも繋がります。

そのため、どんなに軽い事故であってもいい加減な対処はせずに、きちんと警察へ届け出ておくことが大切だと思います。


それと、警察に届け出ると事故状況の聴取を行いますが、その際に気をつけなければならないことがあります。

それは、


妥協せずに自分の主張をする


ということです。

聴取が終わると最後にサインを求められますが、相手と言い分が違ったり、書面に書いている内容に納得がいかないときは、はっきりとサインを拒否しましょう。


 な ん で ?


先ほども少し触れましたが、供述調書 や 実況見分調書 は証拠になるからです。そして、この証拠をもとに 過失割合 が決定されます。( 過失割合は どうやって決まるの? )( 過失割合は警察が決めるの?

たとえば、あなたの車が赤信号で停車しているときに、後ろから加害者の車がぶつかってきたとしましょう。

そして、事故直後に加害者が、


「 100 % 私が悪いです… 」


と言ってきたとします。

相手が認めてくれたので一安心だと思うかもしれませんが、供述調書 や 実況見分調書 に 「 あなたの車が動いていた 」 と書かれていたら、加害者側の保険会社は、


「 あなたにも過失がありますよね 」
「 若干負担してもらいますよ 」


ということを伝えてきます。

これは別に悪気があってやっているのではなくて、そういうものだと理解しておきましょう。

この時に、


「 私の車両は停車していました 」


といくら伝えても、証拠となる調書に間違ったことが書かれていて、あなたがその書類にサインしたのであれば立場は弱くなります。

もし、調書に 「 停車していた 」 との文章記載が残っていれば、それが証拠になって保険会社へきちんと主張することができます。

主張できなければ、あなた ( 被害者 ) の過失が大きくなりますが、そうなると相手からの保険金が減額されることになります。

つまり、本来であれば使う必要のない あなたの保険も、使わなければならなくなるかもしれません。

このような事態を防ぐためにも、聴取のときはきちんと主張するようにしましょう。


3.相手の連絡先情報を確認する


交通事故の際は、相手方の情報をきちんと確認しましょう。

前述で説明したことからもわかると思いますが、特にあなたが被害者のときは忘れずに確認しなければなりません。

確認するときは、


  • 免許証
  • 車検証
  • 名刺


などを見せてもらい、加入している保険会社なども確認するようにします。

ちなみに、確認すべき内容は以下のようなものです。


  • 加害者の 住所 ・ 氏名 ・ 連絡先
  • 加害者が加入している 自賠責保険 と 任意保険
  • 自動車保険の 会社名 ・ 証明書番号
  • 加害車両の登録ナンバー ( 運輸支局で所有者確認 )
  • 加害者の勤務先と、雇主の 住所 ・ 氏名 ・ 連絡先


これらの情報は大切なので、きちんと控えておきましょう。


4.目撃者を確保する


事故が起きたときに、その状況を見ていた目撃者の 氏名 や 連絡先 を聞いておくことも大切です。

たとえば、事故現場の近所の人や通行人などですね。

これは事故の状況が複雑なときは、後日 証人として確認が必要となることがあるので、こうした目撃者の情報もあると安心です。


5.事故現場の保存をする


交通事故が起きたときは、どちらの過失割合が高いのかで揉めることがあります。

つまり、事故状況の言い分でお互いに食い違いが生じることで、過失割合が変わってしまい揉めるわけですね。

このようなケースに備えて、事故直後の現場状況を記録に残して、あとで検証できるようにしておきましましょう。

その際に保存しておくべきものには、以下のようなものがあります。


  • 道路の状況を写真にとる
  • ブレーキ痕があれば写真にとる
  • 車の破損個所などを写真にとる
  • 怪我の状態を写真にとる
  • 目撃者を確保する
  • 警察官に事故状況を詳しく丁寧に説明する ( 調書を作成するため )


といったことです。


6.自分でも記録を取る


時間が経つと人の記憶は薄れて変わってしまったり、忘れたりすることがあります。

つまり、事実とは違ったことを本当だと錯覚してしまうことがあるわけです。いわゆる勘違いですね。

この勘違いによってお互いの言い分に違いが生じてしまい、示談交渉で揉めることがあります。


これを防ぐため、事故の記憶が鮮明なうちに事故状況を簡単な図や文章にして記録したり、治療期間中の経過を日記や写真などで残しておくようにします。

記録を取っておけば後で見直すことができますから、自分の記憶が正しいのか、相手の言っていることが正しいのかが分かることがあります。

書かれていない場合でも、書かれている内容をもとに当時の記憶がよみがえってくることもあります。

示談交渉の際に勘違いで嫌な思いをしないためにも、記録を取ることは大切だと思います。

私が事故にあった際も、事故から示談が成立するまでの記録はこまめにとるようにしていました。ちなみに、弁護士さんによると、裁判になった際は証拠として使うこともあるそうです。

記録する内容は、事故発生時から示談交渉までのものを残せれば安心だと思います。


7.保険会社に通知する


車を所有している人の多くは 任意保険 に加入しています。そして、一般的に加入者は、事故が起きたら 保険会社へ通知 しなければなりません。

つまり、事故を起こしたら、必ず自分が加入している保険会社へ報告しなければならないわけです。この義務を怠ると、保険を使えなくなることがあります。

もし、あなたが被害者で、加害者が保険会社へ報告をしていないときは、被害者 から 加害者 の加入している保険会社に連絡しても構いません。保険が使えないといろいろと面倒なので、このあたりも注意しましょう。

ちなみに、任意保険については、




でまとめましたので、こちらを参考にしてください。


8.医師の診断を受ける


前述でも説明しましたが、大した怪我でなくても後になってから重い怪我だったと わかることがあります。

そのため、交通事故に遭ったときは自己判断はせずに、必ず病院で診てもらうことが大切です。

その際に注意しなければならないのは、事故直後に診てもらう ということです。

なぜなら、時間が経ってしまうと何か異常が見られても、それが事故によるものなのかがわからず、結果的に交通事故との因果関係を認めてもらえないことがあるからです。

もっとわかりやすく言うと、事故で頭を打ったけど忙しくて事故直後に病院へ行かず、事故から 1 ヶ月後 に病院へ行ったら脳に異常が見られると診断されても、時間が経っているため事故が原因だと断言できないと言われる可能性があるということです。( 1 ヶ月の間に、別のどこかに頭をぶつけた可能性もありますからね )

そうなると示談交渉にも影響を与えてしまうので、病院での診察は必ず事故直後に受けるようにしましょう。

それと、診察を受けるたときは治療費の領収書を保管することも忘れずに!あとで 治療費 や 慰謝料 などを請求する際に必要となります。


事故発生時の対処法については こんな感じです。上記 8 つ のポイントを押さえておくと安心だと思います。

交通事故は日常的に発生していて、どんなに気を付けて生活していても、加害者 や 被害者 になってしまうことがあります。

いざというときのために、対処法を心得ておくと良いかもしれません。

この他にも交通事故について わかりやすくまとめましたので参考にしてください。


交通事故で賢く対処するために



保険について理解する



事故車の対処について



専門家へ相談する前に






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プロフィール

rino

Author:rino
あなたには損をしないための最低限の知識がありますか?私は、勉強不足や経験不足から失敗したり、損をしたり、恥ずかしい思いをしたりしたことが多々あります。苦い経験を振り返ってみて気付いたことは、少しでも学んでおけばそうした経験は避けられたというシンプルなものでした。このブログでは、普段の生活の中で損をしないための情報を、できるだけわかりやすく紹介してみたいと思います。同じようなことで悩んでいる方がいらしたら、参考にしていただければ幸いです。

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