はじめての労災保険!Q&A形式でわかりやすく解説!


『 労災保険の基本を理解してみよう 』


正社員や派遣、パート・アルバイトなど誰かに雇われて仕事をするような場合は労働者という扱いになります。

そして、全ての労働者は労災保険に加入します。

でも、労災保険とは一体どういうもので、どんなときに使うものか知ってますか?


把握しておくと、いざというときにいろいろと補償してもらえるものかもしれません。

そこで今回は、労災保険についてまとめました。( 最終更新:2014年10月 )


労働保険と労災保険は違うの?


違います。

まず、労働保険とは以下の 2 つの保険から成り立っています。


  • 労働者災害補償保険 ( 労災保険 )
  • 雇用保険


この 2 つをまとめた総称を


労働保険


といいます。

この労働保険で補償してもらえるのは以下の 2 つです。


  • 業務災害 や 通勤災害 による傷病などに対しての補償 ( 労災保険 )
  • 失業した場合の給付 ( 雇用保険 )


給付される際は別々ですが、保険料の徴収は労働保険としてまとめて扱われます。

ちなみに、労働保険は事業主が加入するものです。労働者が保険料を払って加入するものではありません。事業主は、一人でも従業員を雇ったら労働保険に加入しなければなりません。これは法人や個人を問わず法律で義務付けられています。


労災保険ってどういう保険なの?


労災保険とは、仕事中や通勤中に以下のような状況に陥った際に、保険給付を受けられるというものです。( 業務災害ってなに? )( 通勤災害ってなに? )( 業務中と通勤中の補償額には差があるの?


  • 労働者が負傷した場合
  • 病気になった場合
  • 障害が残った場合
  • 死亡した場合


これは労働者が怪我や病気から社会復帰したり、遺族の援護をすることを目的として行われています。


労災保険は任意保険とどう違うの?


これについては 「 労災保険と任意保険の違いは? 」 を参考にしてください。


仕事中や通勤中に発生した傷病は全て労災対象なの?


いいえ。

労災認定される為には、労災認定基準を満たす必要があるのですが、仕事中か通勤途中かによって異なります。

仕事中の認定基準については 「 業務災害の労災認定の基準は? 」 を、通勤途中の認定基準については 「 通勤災害ってなに? 」 を参考にしてください。


労災保険は働いていれば誰でも使えるの?


これについては 「 労災保険は働いていれば誰でも使えるの? 」 を参考にしてください。


労災保険はどこの機関が行っている保険なの?


労災保険は厚生労働省の管轄です。地方では、労働局や労働基準監督署が対応しています。


労災保険にはどんな種類の給付があるの?


労災保険には以下のような補償・給付があります。


  • 療養補償給付・療養給付
  • 休業補償給付・休業給付
  • 傷病補償年金・傷病年金
  • 障害補償給付・障害給付
  • 遺族補償給付・遺族給付
  • 葬祭料・葬祭給付
  • 介護補償給付・介護給付


詳細については 「 どんな種類の給付があるの? 」 を参考にしてください。


アルバイトやパートにも適用されるの?


適用されます。

労災保険が使える労働者とは、簡単に言えば以下の要件を満たしている人を指します。


  • 職業の種類を問わない
  • 事業に使用される者である
  • 賃金を支払われる者である


そのため、雇用形態は関係なく労災保険が適用されます。

また、一定期間以上働いていなければならないなどの要件もありません。アルバイトで仕事の初日に怪我をした場合でも、労災保険は適用されます。


労災で長く療養中の従業員が解雇されるのは違法?


労働者が仕事中にで怪我をしたり病気になったりして、療養のために休業しているときに解雇してはいけません。また、仕事に復帰してから 30 日間は解雇してはいけません。 ( 労働基準法第 19 条 )

ただし、以下の場合は除きます。

  • 通勤災害の場合
  • 療養開始後 3 年を経過した日に傷病補償年金を受けている場合
  • 療養開始後 3 年を経過した日以降に傷病補償年金を受けることになった場合


詳しくは 「 仕事中の怪我が原因で解雇されるのは妥当なの? 」 を参考にしてください。


事業主が労災保険に加入していなかったら?


この場合は、業務災害や通勤災害で支給された給付額の約 40 %を事業主から徴収することになります。( 療養給付・介護給付は除外 )

故意に加入してないかった場合は全額が事業主から徴収され、過去 2 年分の労働保険料遡及納付することになります。

事業主の方は注意しましょう。( 事業主は労災保険に加入する義務はあるの? )( 労災と健康保険のどちらを使うべき?


労災保険料は使うと上がるの?


業種や規模によりますが、一定の規模に満たない事業所は労災保険料が上がることはありません。


事業主の過失で事故が起きたら?


事業主の故意や過失により事故が起きた場合は、支給した給付額の全額または一部が事業主から徴収されます。( 療養給付等は除外 )


労働者がわざと労災事故を起こしたら?


この場合は労災保険給付は支給されません。

ただし、過労による自殺などの場合は、遺族に対して支給されることがあります。

また、過失の場合は減額支給されることがあります。


公務員の仕事中の事故は労災になるの?


なりません。

公務員は労災保険法が適用されないからです。代わりに、地方公務員災害補償法 が適用されます。


労災保険の基本についてはこんな感じです。

専門家ではないので間違っている部分もあるかと思います。詳しくは各都道府県の労働局にある相談窓口などで相談されることをお勧めします。


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