知らないと恥をかく一般常識の壁

交通事故の基本!任意保険に入らないとどうなるの?


『 自賠責保険だけでは足りないの?任意保険には入るべき? 』


自動車を所有すると自動車保険に加入することになりますが、あまりよくわからないまま加入して乗っている方も多いかもしれません。

私も交通事故に遭うまではあまり気にしていなかったのですが、実際に事故に遭ってからいろいろと調べてみると、事故を起こしたときに任意保険に加入していないと結構面倒なことになるようです。

そこで今回は、


  • 自動車やバイクの任意保険に入らないとどうなるのか?
  • 自賠責保険の補償内容は?


といったことについてまとめました。( 最終更新:2016年8月 )


自賠責保険の補償内容だけでは足りないの?


足りないことが多いようです。

まず、車を購入する際には 2 種類の自動車保険を目にすることになると思います。

一つは、必ず入らなければならない保険です。これは購入者に加入が義務付けられている保険なのですが、この保険のことを


自賠責保険


といいます。

これは強制加入なので、未加入の人はほとんどいませんが、「 この保険さえ入っていれば補償は十分 」 ということではありません。なぜなら自賠責保険は、被害者への最低限の救済を目的 としている保険だからです。

そのため、保険金が支払われるのは 相手の怪我や死亡時の補償のみ で、相手方の車や家屋などの財産は一切補償されません。つまり、車 や 家屋 を壊した場合は加害者が自費で払うことになります。


そうなると、当然加害者は困ることになるのですが、被害者側も同様に困ることになります。

もし、加害者が任意保険に加入していなければ、被害者は加害者に対して直接請求をして払ってもらうことになります。

しかし、加害者の収入が少なかったりすると一括で払ってもらうことが難しくなりますし、なかには居直って払ってくれないといった人もいるようなので、面倒なことになるケースが多いようです。


ただ、ここで疑問に感じたのは、「 事故の損害が被害者の怪我だけなのであれば、自賠責保険のみでも問題ないのでは? 」 という疑問です。

毎月の保険料の負担を考えると、できれば自賠責保険だけで済ませたいと思う人も多いかもしれません。

そこで、人を怪我させてしまったときに、自賠責保険が どれくらいカバーしてくれるのかを調べてみました。

すると、以下のようになります。


【 自賠責保険の賠償金額 ( 被害者 1 人につき ) 】
  • 死亡すると 3,000 万円まで 補償
  • 後遺障害・逸失利益だと 75 万円 ~ 4,000 万円まで ( 後遺障害のランクによって異なる )
  • 傷害だと 120 万円まで


となってます。この金額には、


  • 治療費 ( 病院での治療費や通院費 )
  • 慰謝料 ( 迷惑をかけてしまったという迷惑料 )
  • 逸失利益 ( 怪我で仕事ができないときの損害など )


なども全て含まれています。( 加害者に請求できる損害賠償と損害賠償額は?


「 これだけ補償されるなら十分なのでは? 」 と思われる方もいるかもしれませんが、実際に損害賠償するとなるとこの金額を超えてしまうことがあります。

私の場合は、交通事故による怪我で半年ほど通院して治療したのですが、治療費は 140 万円近くかかりました。

「 なぜそんなにかかるの? 」 と思われる方もいるかもしれませんが、これは保険について少し理解しておく必要があります。

たとえば、普段私たちが風邪をひいて病院へ行き、国民健康保険などを使って支払をすると、初診の場合でも数千円程度で済みますよね。確かに安いです。

しかし、これは健康保険が本来あなたが払うべき医療費の 7 割分を払ってくれているからこの額で済むわけです。つまり、私たちは国民皆保険制度により、実際にかかる医療費の 3 割を払うだけで済むわけです。( ありがたいですね )

ところが、交通事故で健康保険を使って治療を受けた場合、医療費としてかかった 「 3 割分と 7 割分 」 は加害者側に請求されます。

診察や治療の際はレントゲンや MRI を使って精密検査を受けることになりますし、リハビリを行うことになれば何度も病院へ足を運ばなければなりません。湿布や痛み止めなどの薬代もかかります。治りが悪ければその分治療期間も長くなります。この間にかかる費用を想像してみてください。

さらに、健康保険は保険診療というものに分類されますが、交通事故で使われる保険は前述で紹介した自賠責保険になります。

自賠責保険は自由診療と呼ばれるものに分類されるのですが、この治療ではその名の通り医療機関が自由に治療費を設定できます。つまり、健康保険や労災保険に比べて治療費が大きく膨らむわけです。( はじめての交通事故!Q&A形式でわかりやすく解説!

これらの点を考慮すると、医療費が高額になるのは驚くようなことではないということがわかると思います。

もし、治療費 や 慰謝料 がさらに高くなったり、被害者に後遺障害が残って寝たきりになってしまったり、あるいは死亡させてしまった場合などは 自賠責保険 ではとてもカバーしきれません。

ちなみに、被害者への損害賠償額が、保険で設定されている金額をオーバーしてしまったら、その分は加害者が自費で払っていくことになります。( 記事の下で具体的に例をあげて説明します )


では、いざというときに自分で払わなくて済むようにするためにはどうしたらいいと思いますか?

次は、この点について見ていきましょう。


いざというときに自分で払わなくて済む方法は?


ここで 2 つ目の保険が登場します。


任意保険


です。

任意保険 とは、自賠責保険で払い切れない賠償金をカバーするための保険 のことです。

「 自分で払うからカバーなんて必要ありません 」 という人は、入っても、入らなくてもいい事になります。強制保険とは対照的に、加入するかしないかを自分で決められるので 任意保険 と呼ばれています。

ですから、未加入のままでも構わないのですが、もし事故を起こしたときは、被害者への損害賠償を自己負担で行うといったリスクがあるので注意が必要です。

一般的には、心配だから加入しておきたいという人が多いですし、事故を起こした時の負担も減らせるのでので加入しておいた方が無難です。


ただし、任意保険であればどれでも良いというわけではありません。しっかりと ポイント を押さえて選ぶ必要があります。

そこで、選ぶ際の 注意点 について見ていきましょう。


任意保険に加入するときの注意点は?


任意保険 に加入する際に注意しなければならないのは、


補償内容


です。

補償内容 には いくつかの項目がありますが、中でも一番注意しなければならないのが


対人賠償保険


と呼ばれるものです。

これは加害者が他人を死なせてしまったり、怪我をさせて法律上の 賠償責任 を負ったときに、その 賠償額 のうち 自賠責保険 で支払われる額を超える部分 について 保険金 が支払われるというものです。

もっとわかりやすく言うと、被害者の治療費に 140 万円かかった場合、120 万円までは 自賠責保険 で支払い、残りの 20 万円については 任意保険 で支払うということです。

とても大事な項目なのですが、この 対人補償 を選ぶ際に失敗してしまいがちなのが、「 保証額が 3,000 万円もあれば大丈夫 」 と思い、補償金額に上限を設定してしまう という点です。

これは危ないので注意しなければなりません。なぜだと思いますか?


では、この理由について見ていきましょう。


補償額に上限があるのは良くないの?


よくありません。

ここは大切な部分なので覚えておいて欲しいのですが、「 対人賠償保険で上限を設ける 」 という内容を言い換えると、損害賠償が上限を超えたら、全て自費で払う ということです。

保険は、万が一に備えて加入するもの ですから、その万一の際に役に立たなければ加入している意味はありません。

ここではわかりやすいように、任意保険のみを使うと仮定して説明します。もし被害者の請求してきた金額が、あなたが加入している任意保険の 補償額上限 を超えてしまうと、保険会社はもう払ってはくれません。

たとえば、相手が


「 4,000 万円賠償して欲しい (怒) 」


と主張して裁判になったとしましょう。そして、被害者が主張した賠償金額が裁判所で認められた場合、保険の上限が 3,000 万円であれば、残りの 1,000 万円については自分で払わなければならなくなります。

これでは毎月 保険料 を払っている意味がありませんよね。

そのため、保険に加入する際は 保険金額 に上限を設けない


対人賠償無制限 ( 被害者 1 名につき )


に加入することが大切だということがわかると思います。

参考までに記載しますが、任意保険の上限が 「 死亡時 5,000 万円 」 であれば十分カバーできると思いますか?


実は、これでも不十分なのです。

上限を 5,000 万円で契約していても、5,000 万円を超える 賠償金 の支払いとなった場合には、保険会社の 示談交渉サービス も使えなくなります。

示談交渉サービス とは、事故を起こしたときに保険会社が あなたの代わりに示談交渉をしてくれるサービスのことです。

これが使えなくなると自分で交渉しなければなりません。法律や保険のプロでない あなたが示談交渉をするとなると、非常に不利になります。

そのため、弁護士 を雇うことになりますが、その費用も余計にかかってしまいます。

こうしたことを理解せずに 車 や バイク を運転するのは、とてもリスクの高い行為であるということがわかると思います。

以前、小学生が自転車事故を起こして、その親に 9,500 万円の損害賠償命令が出たというニュースを目にしたことがありますが、賠償金がいくらになるのかはその時にならないとわかりません。( 事故のケースによって変わってきますからね。 )( 母親驚愕「息子の自転車事故の賠償金9500万円」の“明細”は…

こうした事態に備えるのが保険だということを、しっかりと認識しておくことが大切だと思います。

被害者、加害者 で立場は大きく変わりますが、事故後にさらに不幸になってしまわないためにも、対人賠償 無制限 に加入しておくことは必要だと実感しました。

もし、あなたが まだ任意保険に加入していなかったり、保証額に上限を設けている任意保険に加入しているのであれば、この機会に契約内容を見直すようにしてみると良いかもしれません。

その際は、まず保険会社から 資料 を取り寄せて、サービス内容 や 保険料 などを 比較 しておくことが大切です。

なぜなら、保険を いい加減に決めても、良いことなど何もないからです。先ほど説明したように、保険は万が一に備えるためのもの なので、内容の充実したものを選ぶことが大切です。

同時に、毎月支払う費用 を抑えることも重要です。支払い費用 が高ければいいというものでもありません。

各保険会社は さまざまな条件を考慮して保険料を決めるのですが、その金額は企業によって変わってきます。

たとえば以下のようなものを考慮して決められます。


  • 車種
  • 走行距離
  • 事故暦
  • 免許証の帯の色
  • あなたの年齢


これらの条件を考案して計算されるので、調べてみなければどこが費用を抑えて、より良いサービスを提供しているのかがわかりません。

そのため、加入する前に きちんと調べる必要かあるのですが、どのように選べばいいのか わからない方も多いと思います。

そこで、調べ方 と 選び方 についても見ていきましょう。


自動車保険は どのように選べばいいの?


保険会社は 数十社 あるので、各社の 「 サービス 」 と 「 費用 」 をインターネットや 電話で問い合わせて、比較 していくのが一般的です。

でも、仕事などが忙しくて時間がなかったり、保険のシステムについて詳しく知らない方は、ポイントを押さえられずに困ってしまうと思います。

そこで、自動車保険 の


補償内容 と 毎月の費用


を まとめて比較できるサービスを使うと便利だと思います。

複数社の見積もりを一括で知ることができるので、時間も節約できますし、比較も簡単に行えるので助かります。

見積もりを取る前と比べると、だいたい 1 ~ 5 万円程 保険料が変わることもあるので、確認しておくと毎月の保険料の節約にもつながると思いますよ。

ちなみに、こうした比較を 無料 で行えるのが以下のサイトです。




各サイトの細かな違いについては記事の下でまとめました。

それぞれの違いを把握して自動車保険を選ぶようにすると、納得できる補償内容のものを費用を抑えて選べると思います。

でも、初めての方は どうやって使えばいいのかが わからないと不安な方もいるかもしれません。 ← 私

そこで、一括見積の流れについて簡単に見ていきましょう。


見積もりを取る際の流れは?


ポイントを押さえておけば スムーズ に比較できるので、あらかじめ把握しておくと良いかもしれません。

以下に大まかな流れを説明します。初めての方でも簡単に行えるので試してみましょう。


1.必要になるものを準備する


先ほども説明しましたが、保険料はあなたの 車 や 免許証の帯の色 などでも変わってきます。そのため、見積もりを取る前に


  • 免許証
  • 保険証 ( 任意保険に加入している場合 )
  • 保険証 or 売買契約書


などを準備しておきましょう。


2.一括見積サイトを開く


前述で紹介したサイトを開きます。



3.見積もり条件を入力する


手順に従って 見積もり条件 を入力していきます。「 車の情報 」 や 「 希望補償内容 」 などですね。入力し終わったら送信します。


4.比較サイトが保険会社に見積もりを依頼する


比較サイトを運営している企業が、各保険会社に見積もりを依頼します。ちなみに、上記で紹介したサイトの運営会社は いずれも上場企業です。他の比較サイトよりも情報管理の面で信頼が持てるので安心だと思います。


5.各保険会社から見積もりが届く


各保険会社から、あなたの手元に見積もりが届きます。メールで届くところもあれば、郵送で届くこともあります。


6.見積もり内容を比較する


届いた 見積もり内容 を比較します。補償内容 や サービス内容、また 保険料 などを比較して、あなたの希望に合った 「 補償内容 」 と 「 サービス 」 を費用を抑えて利用できるところを探します。


できるだけ たくさん比較できた方が良いので、個人的には 1 つ目 のサイトが便利だと思います。

以下に各サイトの特徴を わかりやすくまとめます。どこで 見積もり を取ろうか迷った時の参考にしてください。


保険スクエアbang!/自動車保険
対象地域全 国
比較対象自動車保険
利用料無 料
比較社数最大 20 社
比較サービスで有名な ウェブクルー という大手企業が運営しているサイトです。自動車保険の一括見積サイトの中でも比較社数が多く、最大 20 社 の見積もりを比較できるのが特徴です。「 できるだけ多くの 自動車保険 の 料金 と サービスを比べてから検討したい 」 という方は、こちらで比較してみると良いかもしれません。

価格.com自動車保険
対象地域全 国
比較対象自動車保険
利用料無 料
比較社数最大 12 社
こちらも比較サービスで有名な カカクコム という大手企業が運営しているサイトです (東証: 2371)。最大 12 社 の見積もりを比較することができ、大手保険会社も多数含まれています。「 見積もりが多すぎると大変だから、まずは厳選されたところから比較したい 」 という場合は、こちらで比較してみると良いかもしれません。

一番安い自動車保険がわかる!
対象地域全 国
比較対象自動車保険
利用料無 料
比較社数最大 20 社
こちらは SBIホールディングス という会社が運営しているサイトです ( 東証: 8473 )。比較社数は最大 20 社 から比較でき、リアルタイム表示に対応しているのが特徴です。


任意保険に入らないときのリスクについては こんな感じです。

見積もりを取って、各保険会社のサービスを比較してから、今の保険を変えるかどうかを考えてみると良いかもしれません。

参考にしてください。


交通事故で賢く対処するために



保険について理解する



事故車の対処について



専門家へ相談する前に






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プロフィール

rino

Author:rino
あなたには損をしないための最低限の知識がありますか?私は、勉強不足や経験不足から失敗したり、損をしたり、恥ずかしい思いをしたりしたことが多々あります。苦い経験を振り返ってみて気付いたことは、少しでも学んでおけばそうした経験は避けられたというシンプルなものでした。このブログでは、普段の生活の中で損をしないための情報を、できるだけわかりやすく紹介してみたいと思います。同じようなことで悩んでいる方がいらしたら、参考にしていただければ幸いです。

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