交通事故の基本!過失割合はどのように決まるの?


『 過失割合は どのように決まるのかを把握してみよう 』


交通事故に遭うと、必ず争うことになるのが


過失割合


です。

この 過失割合 はとても重要で、被害者の立場でも割合が大きくなると損害賠償額が減らされてしまうことがあります。そのため、揉めることもあります。

そこで今回は、過失割合はどのように決まるのかについて まとめました。( 最終更新:2015年1月 )


過失割合は何を基準に決められるの?


過失割合は、今回起きた交通事故を 過去の判例に照らし合わせて 決めていくことになります。

過去の判例は本として売られているので、私たち一般の人も知ることができます。代表的なものには以下のようなものがあります。




事故状況の違いから、ある程度の過失割合を知ることができるので、気になる方は購入して読んでみるといいかもしれません。


ただし、ここに記載されている内容はあくまで参考基準ですので、この通りに過失割合が決まるわけではありません。

交通事故は全ての事故が同じように起きるわけではなく、細かな点で違いが生じます。たとえば、


  • 一時停止をしていなかった
  • 方向指示器をつけなかった
  • 制限速度を超えて走行していた
  • 徐行してなかった


といった細かな要素をさらに考慮することになるので、過失割合は増減していきます。多くの場合は、このときに揉めることになります。


では、相手が非を認めずに揉めることになったらどうなると思いますか?

次は、この点についてみていきましょう。


相手が非を認めないときは?


まず最初に、過失割合が決まっていないということは、どちらが悪いのかがまだ決まっていないということです。

ですから、怪我をしている側が被害者で、怪我をしていない側は加害者であると短絡的に考えてはいけません。

自分は相手を汚させたから自分が悪いことをしたと思っていても、法的にはあなたには非がなく、相手の運転の仕方に問題があったということもあります。

この辺りの判断は、交通事故や法律に詳しくない素人には難しいので、相手が事実を認めずに過失割合で争いになった場合は、すぐに専門家に相談することを お勧めします。その方が早く解決できると思います。

なぜなら、先ほども説明しましたが、交通事故は前例から過失割合を決めていくことになるので、膨大なデータを把握して今回の事故がどの前例に近いのかを擦り合わせながら考えていく必要があるからです。これは専門な知識を持っていなければ難しいと思います。

また、加害者の中には嘘を言って、自分に有利なように話を進めるような人もいます。そうなると今度は事実確認を争うことになるのですが、その際は、


  • 写真
  • ドライブレコーダー
  • 証人


などの証拠を用いて、主張の正当性を明確にしていく作業が必要となります。

こうした作業を法律に詳しくない素人が行うのはとても大変なので、過失割合でもめた場合は弁護士などの専門家に相談したり依頼する方が、納得のいく形で解決できると思います。


過失割合が 0 %になることはあるの?


たとえば、あなたが安全運転をしていたのにもかかわらず、加害者が危険な運転をして事故に遭った場合、当然加害者側に 100 % 非があると考えたくなるかもしれません。

もし、加害者が 「 あなたにも非がある 」 と言ってきたとしても、納得はできないと思います。

しかし、実際はあなたの車やバイクが 動いていたら 0 %の過失とはなりにくいので、「 90:10 」 とか 「 80:20 」 と相手は主張してきます。たとえ相手がどんなに危険な運転をしていてもです。( 実際に私もこれを経験しました )


この場合の対処法としては 2 つあります。

一つ目は、相手の運転がどれだけ危険で避けられないものであったかを証明する方法です。

たとえば、あなたの車に以下のようなドライブレコーダーが取り付けられていれば、事故当時の映像を見せることで相手も非を認めざるを得ず、不快な思いをせずに話を進めることができるかもしれません。




ドライブレコーダーは裁判になったときも相手の過失を証明するのに有利なので、日ごろからこうしたものを使うようにしておくと安心だと思います。


二つ目は、過失割合で争うのではなく、損害賠償で納得のいく形に持っていくという方法です。

過失割合が増えれば、過失相殺により被害者側が本来もらえるはずの損害賠償が減額されてしまうのですが、たとえ減額されたとしても納得できるだけの賠償金を払ってもらえるのであれば、過失割合でもめる必要はないという考え方です。( 過失相殺ってなに?

自分は悪くないのに、お金で自分にも非があることを認めるなんて釈然としないと思われるかもしれませんが、こうした解決策もあるということです。

ただし、私の経験上、個人でこれを行うことはまず無理だと思いますので、弁護士に依頼して話を進めるのが望ましいと思います。この点については、




でわかりやすくまとめましたので、こちらを参照してください。


では、過失 0 % になるのはどんな時だと思いますか?


これはあなたの運転している車やバイクが、停車しているときに追突されたような場合です。

たとえば、信号待ちで止まっていたり、駐車場に停車しているときにぶつかってきたといったものはこれに当てはまります。また、対向車が中央線を乗り越えて追突して来たり、悪質な飲酒運転なども 10:0 になる可能性が高いようです。なぜなら、事故を予見できない、または回避不可能な状況と言えるからです。

ただし、過失割合が 10:0 になると保険会社はあなたの代わりに交渉できなくなるので注意しましょう。この点については、




でまとめましたので、こちらを参照してください。


物損の過失割合は、人身の示談にも影響するの?


影響します。

人が怪我をするような交通事故のことを人身事故と言いますが、人身事故では物損の過失割合を先に決めることが多いようです。( 交通事故の種類にはどのようなものがあるの?

物損とは、自動車の修理代や、衣服、ヘルメットなどを傷つけられたことに対する損害のことですね。人身事故ではこれらの弁償の話し合いを先に行うことが多いのですが、この段階では怪我の治療費や慰謝料については話し合いはせず、物に対する損害のみを話し合います。( 物損の慰謝料はとれるの?

その際に物損についての過失割合も決めるのですが、いい加減に決めてしまいがちです。

しかし、ここで決められた過失割合は、治療費や慰謝料の話し合いにも影響してくるので注意しなければなりません。

なぜなら、実際に人身についての過失割合を話す段階になって、「 あなたは物損の示談の際、この過失割合で納得しましたよね 」 と言われてしまうからです。

ですから、過失割合については物損の段階から妥協してはいけません。相手から 「 物損と人身は別々に決めましょう 」 などと言われても、安易に信じてはいけません。あなたが過失割合について加害者側と折り合いをつけたのであれば、「 なぜその割合を人身のみで変えようとするのですか? 」 と突っ込まれてしまいます。

一度決めた過失割合は動かしようがなくなってしまうので、物損の段階から慎重に判断しなければなりません。


交通事故の後処理では、結論を出すのを慌てる必要はありません。わからない場合は、専門家に聞いてからでも遅くはないので、あいまいなまま話を進めないようにすることが大切だと思います。

交通事故後の処理は、いろいろと注意しなければならないことがたくさんあります。何も知らないからと誰かが丁寧に教えて道を示してくれることもありません。自分で学び、乗り越えて行くしかありません。

だからと言って、諦めて泣き寝入りしたり、相手の言いなりになっても何の解決にもなりません。あなたの納得のいく形で事故の後片付けをすることが、後悔なく人生を歩んでいくことにもつながると思います。

保険会社が使えるのあればそちらを利用されるのが良いとは思いますが、全部丸投げでお願いするのではなく、自分がどのような状況に置かれていて、何をすべきなのかを把握することも大切です。

無料で相談できる窓口もあるので、まずはそうしたところで相談されて、いろいろと学ばれるといいかもしれません。




今は辛くて一人真っ暗な中をさまよっている気になるかもしれませんが、日はまた昇ります。自分を信じて頑張ってください。

過失割合については、こんな感じです。

参考にしてください。


交通事故で賢く対処するために



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専門家へ相談する前に






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