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帰宅困難者対策の基本!地震に備えて準備しておくべきものは?


『 帰宅困難時に備えて防災対策をしてみよう 』


帰宅困難者とは、地震や台風、洪水などの災害が発生したときに、全ての交通機関が麻痺して自宅へ帰宅できなくなる人 のことです。

3.11 の地震のときも、首都圏では交通機関が麻痺して、電車にもタクシーにも乗れない人で溢れかえりました。家に帰れないうえにホテルにも泊まれず、路上や緊急避難所で一夜を明かした方もたくさんいます。

東京から遠く離れた東北地方で起きた地震にも関わらず大きな被害を出しましたが、今度は直下型が来るとのこと。。南海トラフ巨大地震もあるので、さらに大きな被害が予想されます。

実際に帰宅困難者となったときに、どのように対応すればいいのかという疑問があったので、今回はこのことについてまとめました。( 最終更新:2016年8月 )


10km歩いて帰宅するのは可能なの?


自宅から会社や学校までの距離が 10 km 以上あると、帰宅困難者になるといわれています。逆に言えば、10 キロ以内であれば かろうじて帰宅可能圏内と考えられます。

10 km 以上になると、距離が 1 km 加わる毎に 1 割が帰宅不能になり、20 km だと全員脱落すると想定されています。ただし、これは帰宅までの道順を把握して迂回する必要が無かった場合です。

人の平均的な歩行速度は時速 4 ~ 5 km ですが、この速さで 10 km を歩くとなると 2 時間かかります。災害発生時には火災や道路の寸断、家屋の倒壊、浸水被害などが予想されるので、この状況下で的確に道を把握して迂回せずに 10 km を歩くことは困難と考えられます。

そのため職場や学校から自宅までの距離が 10 km 前後の人も、帰宅困難者になる可能性があると考えた方がいいでしょう。

ちなみに、山手線沿いに歩いた場合、1 周した距離が 40 キロ、半周で 20 キロと言われています。

では、帰宅困難になったときのために、どのようなことを把握しておけばいいと思いますか?

次はこのことについて見ていきましょう。


帰宅困難者対策で最低限必要な知識は?


帰宅困難になった際に必要となる知識を、大きく 3 つに分けて簡単にまとめていきます。


1.複数の避難所の位置を把握する


帰宅困難者は、地震による 避難民 としての扱いになるので、帰宅不能になった時点で 目的地を自宅から避難所へと変えましょう

避難所には大きな公園や学校などが指定されます。帰宅困難者になったときのために、地図の帰宅経路沿いにある避難所に目印を付けておくとわかりやすいです。


2.安否の伝達ツールを知っておく


NTT が提供する 災害伝言ダイヤル ( 171 ) を活用して、家族に連絡をします。


  • 「 帰宅が一時的に不可能になった 」
  • 「 ○○の避難所へ行く 」


といった内容を伝えます。

ただし、震災時にあなたが災害伝言ダイヤルを使うことを、家族が知っていることが前提です。いざというときに備えて、家族に予め伝えておくようにしましょう。


3.自力で乗り切るつもりで準備する


震災直後は、警察や消防は被害状況の把握や、生き埋めになっている方の救出や治療、消火活動などに人員を割くので、あなたが体力限界まで歩いて動けなくなったとしても、公的な救援はないと考えておきましょう。

つまり、自力で何とかするしかありません。こうした状況を考慮して備えておく必要があります。

では、何を備えておけばいいと思いますか?

次はこのことについて見ていきましょう。


帰宅困難時の対策で必要なものは?


普段から野宿できるような重装備を持ち歩いたり、会社のロッカーに置いておくことは無理だと思います。

そのため、「 半日間の移動 ~ 数日間の避難所生活 」 を過ごすのに必要な物を中心に揃えておきます。参考までに大きく 6 つに分けて以下に挙げてみます。


1.通勤・通学ルートの専用マップを備える


まずは浸水や延焼等が危惧される危険箇所の把握をします。次に、こうした場所を避けたところにある避難所やトイレなどを確認して地図に印をつけておきます。たとえば以下のようなところですね。


  • 病院
  • 学校
  • 空き地
  • トイレ
  • 公園
  • 公共施設
  • 広域避難所
  • 高低差 ( 津波や洪水、移動の負担を考慮します )


といったことを把握しておきます。つまり、警察や消防などの救援以外で、休息・食事・怪我の治療など求めることができる手段を把握しておくわけです。

書店などで地図を購入して帰宅経路のどこにあるのかをチェックし、地図に書き込んでおくと いざというときも困りません。天気のいい休日にでも、運動がてら歩いて見て回ると良いかもしれません。


2.ペットボトル飲料水を備える


水は命をつなぐ上で欠かせません。重くて面倒ですが、購入して保管しておくようにすると安心です。

最近は企業などで準備していることも多いので大丈夫だとは思いますが、万が一のために準備しておいた方が困らないと思います。

Amazon や 楽天 などで購入して、オフィスの机の下に置いておくと良いかもしれません。まとめ買いをして仕事中や昼休みに飲むようにすると、常に新しいものを置いておくことができます。コンビニでドリンクを買うより節約になるのでお勧めです。

また、帰宅途中に地震が起きてしまったら、重いペットボトルを持ち歩いていることはまずないと思うので、バッグの中に携帯用浄水器などを入れておくと万が一の際も困らないと思います。以下に一つ紹介します。




3 つ目の携帯浄水器は、魚類が住める範囲内の水を浄水できる優れものです。自宅にも 1 つ用意しておくと安心だと思います。


3.情報ツールとバッテリー、防水カバーを備える


まず、情報収集ツールとして以下のようなものを準備しておきます。


  • 携帯電話
  • 携帯ラジオ
  • 携帯テレビ


ただし、予備のバッテリーが無いと、継続的に情報を集めることが難しくなるので注意しましょう。

手動充電できるものや小型発電機、バッテリーなどを用意したり、災害時を想定して電池のいらないグッズを用意しておくといいと思います。比較的安価に購入できるものには以下のようなものがあります。




2011 年の震災時もそうでしたが、災害時は電池が品切れになります。スーパーもコンビニもどこも品切れで、そうした状態が 1 ヶ月近く続きます。このような状況を想定して、電池のいらないものを用意しておくと安心だと思います。


4.長距離歩行用具を備える


スニーカーがあればいいのですが、普段これを持ちあるくことは困難です。そこで、以下のような靴擦れ防止パッドなどをカバンの中に入れておいたり、普段から使うようにしてみると良いかもしれません。




長距離歩行をサポートしてくれるので、靴ずれで痛くなるのを防いでくれます。この他にも、雨が降ったときのためにレインコートや防水スプレーなどをロッカーに常備しておくと安心です。


5.LED 懐中電灯を備えよう


災害時は、街灯や街の明かりは全て停電している可能性があります。そのため、小型の懐中電灯などを用意しておくといざという時に困りません。




こちらは普段、帰宅の際に暗い夜道を歩くときにも使えるので便利です。冬の明け方や夜道でのペットの散歩にも使えますね。普段の生活に取り入れておくと、宝の持ち腐れにならないので良いかもしれません。


6.防塵マスク、防護メガネを備える


廃墟と化した街では、チリやホコリが酷いことが予想されます。災害では何が起こるかわからないので、こうした状況下でも使えるしっかりしたものを用意しておくと困りません。

また、ロッカーや机の下に余裕のある人は、帰宅困難者向けの対策セットもあるので一緒に用意しておくと災害時に役立つと思います。




帰宅困難時に備えて準備しておくべきものについてはこんな感じです。さらに地震に備えて学びたい方は、




でまとめましたので、こちらを参考にしてください。


自分を守る防犯対策をしてみよう



放射線・放射能から身を守ってみよう






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プロフィール

rino

Author:rino
あなたには損をしないための最低限の知識がありますか?私は、勉強不足や経験不足から失敗したり、損をしたり、恥ずかしい思いをしたりしたことが多々あります。苦い経験を振り返ってみて気付いたことは、少しでも学んでおけばそうした経験は避けられたというシンプルなものでした。このブログでは、普段の生活の中で損をしないための情報を、できるだけわかりやすく紹介してみたいと思います。同じようなことで悩んでいる方がいらしたら、参考にしていただければ幸いです。

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