知らないと恥をかく一般常識の壁

被曝対策の基本!放射線を防いで身を守る方法は?


『 放射線の知識を備えて身を守ろう 』


原発事故が起きてから、放射性物質の危険性について意識することが多くなりました。

しかし、実際 どのように被曝を避ければいいのかが わからない方も多いと思います。 ← 私

知識がなければ身を守ることもできないので、この機会に基本的なことを把握しておくと良いかもしれません。


そこで今回は、放射線を防いで身を守る方法についてまとめます。( 最終更新:2015年10月 )


放射線から身を守るための基本は?


放射線から身体を守るためには、以下の 3 つの点に気を付けます。


  • 距離
  • 時間
  • 遮蔽 ( しゃへい )


放射線の強いエリアでは、素早く避難して、できるだけ遠くに離れる ことが大切です。なぜなら、放射線を発生している場所からできるだけ遠くに離れることで、被ばくの影響を最小限に抑えることができるからです。

一方、放射線の弱いエリアでは、屋内待避 するだけでも被ばくを抑えることができます。特に、コンクリートは中性子を防ぐ性質を持っているので、避難する際はこうした建物を選ぶようにしましょう。


屋内待避中に部屋の空気を入れ替えたいときは?


屋内待避中に空気を入れ替えたいときは、あまり使わない部屋を選んで行います。これは万一、放射性物質が部屋に入り込んだときでも、使用頻度の低い部屋であれば被害を抑えることができるからです。また、放射性物質が多く存在する場所とは反対側の部屋を選ぶといいようです。

換気をする際は、窓を開けた隙間に湿らせた布などをフィルターとして張るようにします。これは放射性物質が、室内に侵入することを防ぎながら空気だけを入れ替えるようにするためです。放射性物質を花粉と同じだと考えればイメージしやすいと思います。花粉が入らないように防ぐような対応をしましょう。


一度被ばくしたら、もう治らないの?


一度放射線を浴びたら、もう治ることはなく終わりだと考えている方もいるかもしれませんが、これは誤りです。

放射線に少ししか当たってないのであれば治ります。というのも、人間の体は放射線を浴びても、放射線で損傷したところを自ら治せる力があるからです。

そのため、一時的に少量の放射線を浴びても、一時的に損傷するだけで時間が過ぎると自然と治ります。これは日焼けと同じように考えるとわかりやすいと思います。


ただし、一度に大量に浴びたり、強い放射線を浴びたり、あるいは長期間にわたって放射線を浴び続けると、身体に与えるダメージも大きくなってしまいます。つまり、傷が大きくなるわけですから、場合によっては自然治癒力だけでは戻せないこともあります。

そのため、放射線から身を守る上で大切なことは、一度に大量の放射線を浴びないことと、強い放射線を浴びないこと、そして連続的に長時間放射線を浴びないこと であると言えると思います。

放射性物質が多く存在している地域では、以下の点に注意するようにしましょう。


  • 外出を控える
  • 連続的に外出しない
  • 外出時はウインドブレーカーなどを着て、マスクや帽子を着用する
  • 帰宅したら玄関先でそっと脱いで払い落とす
  • 放射線物質を家の中に持ち込まないよう注意する
  • 服や帽子はこまめに洗う( 使い捨ては不可の場合 )


もちろん、不安な方は放射線の影響を受ける地域から離れて、身体を放射線にさらさないようにすることが大切です。放射線を浴びることでメリットは何一つありませんし、身体の治癒力で治る範囲も限られています。たくさん浴びてしまうと治らないこともあるので、こうしたリスクを考慮して身を守る行動を選択する必要があります。

ちなみに、放射線を浴びることのリスクや、浴びたことで生じる症状などについては、




でまとめましたので、こちらを参考にしてください。


雨に濡れたら危ないの?


一概に危険とは言えません。そのため、自分である程度判断できるようになる必要があります。

文部科学省は、地上の塵や雨に含まれた放射能の量を調査して可能な限り毎日報告するよう、全国の都道府県などに求めています。そのデータなどを利用して判断するといいかもしれません。

雨の中には微量な放射性物質が含まれることがありますが、雨に濡れても健康に影響はないと考えられることもあるようです。

ただし、専門家の意見の中には、「 大気中の放射性物質濃度が高い状態が数カ月続くと、健康への影響が心配になってくる 」 というものもあります。そこで、雨の日にできる限り被ばくを抑えたい方は、以下のことに気を付けてください。


  • 外出は雨が止んでから外出する
  • 髪や皮膚が濡れないようにする
  • 気になる場合は流水で洗い流す


こうした対策を行うようにすると良いかもしれません。


ベクレルってなに?


ベクレルとは、放射性物質が どのくらい放射線を放出する能力があるのか を表した単位のことです。( 放射線と放射能と放射性物質の違いは?

しかし、放出されたエネルギーが人体にどのような影響を与えるのかはベクレルだけではわかりません。そのため、シーベルトという単位に換算する必要があるのですが、これは専門家でないと難しいと思います。(シーベルトの計算方法と人体影響一覧表

なぜなら、一口に放射性物質と言ってもさまざまな種類が存在するからです。種類が異なれば、放射線の種類やエネルギーも変わってきます。

また、その放射性物質が置かれている状態や測定位置までの距離、放射性物質と測定器との間にある物質がどのくらい放射線を遮るかといった条件も考慮しなければ計算できません。

さらに、体に留まりやすい物質とそうでないものを分け、その部位が被ばくする量も計算する必要があります。

こうした点を考慮すると素人が計算することは困難だと思います。


一つ誤った例を挙げましょう。

たとえば、ほうれん草 1 キログラムあたり 5,000 ベクレルの放射性物質が検出されたとします。このほうれん草を食べたときの身体への影響は、下記の目安表をもとに判断すると 0.1 ミリシーベルト となります。


  • 50,000 Bq/Kg = 1 mSv
  • 1,000 Bq/Kg = 0.02 mSv
  • 100 Bq/Kg = 0.002 mSv
  • 5 Bq/Kg = 0.0001 mSv
  • 1 Bq/Kg = 0.00002 mSv


日本人の 1 日の平均摂取量は約 15 グラムなので、実際の影響は 0.0015 ミリシーベルトになると考えられますが、このように単純に求めることはできないということです。( ※詳しい説明とともにご指摘くださいました方々には、この場を借りてお礼申し上げます )


放射性物質で汚染された食品を食べたら危険なの?


放射性物質の一つに ヨウ素 というものがあります。ヨウ素は甲状腺に取りこまれる性質があるので、大量摂取すると甲状腺がんになる可能性が高くなりますが、ヨウ素の 半減期 ( 放射線量が半分になる時期 ) は 8 日と短いため、1 カ月で 16 分の 1 に減り、3 カ月もするとほぼゼロになります。

一方、セシウム という物質がありますが、放射性セシウムは半減期が 30 年と長いです。環境への長期の影響も心配されますが、体内では排尿などで放出されるので 100 日程度で半分になります。

ただし、半減期の長短でその危険度が換わるというわけではありません。半減期が短い物質ほど放射線を出す能力が強いので、体に取り込んだ際のダメージも大きくなります。また、どの放射性物質を体内に取り込んだかによっても危険度が変わってきます。


食品を調理する際に、野菜は洗ったり茹でたりすることで放射性物質は少し減らせるようですが、どの物質がどれだけ減るのか具体的な数値はわかりません。

牛乳は約 1,500 ベクレルでも、数回飲むくらいなら自然被ばくの 10 分の 1 以下なので、飲み続けなければ大丈夫とも言われていますが、どの放射性物質を体内に取り込んだかによっても影響は変わってきます。

調べれば調べるほど奥が深くて、何をどうしたらよいのかはよくわからないというのが率直な感想です。。放射線が体に与える影響などを考慮すると、やはりできるだけ避けた方が無難であるというのが私が行きついた結論なので、放射性物質で汚染された食品はできるだけ口にしない方が安心だと思います。

放射性物質を多少取り込んでも大丈夫だという意見も耳にしますが、自分の体を守れるのは自分だけですし、誰か責任をとってくれるわけではないので、個々人でできるだけ放射性物質を避けて生活するよう心がけることは必要なのかもしれません。なぜなら、放射性物質を体内に取り込んでもメリットは何一つないからです。


水道水は飲んでいいの?


水 1 リットル ( 1 キログラム ) 当たりの摂取制限の指標は、


  • ヨウ素で 300 ベクレル
  • セシウムで 200 ベクレル


となっています。この基準を超える場合は飲用は控えた方がいいようです。ちなみに、風呂や手洗いなどには問題ないと言われています。


暫定規制値ってなに?


暫定規制値とは、 規定のレベルの有害物質が農産物や食品に含まれているかどうかの規制値 のことです。

これは食品衛生法の中で、有害な物質などが含まれる食品の販売などを禁止する条項で決められています。放射性物質の種類や食品ごとに決められていて、食品 1 キログラムあたりの放射能の強さを測る単位の


ベクレル


で示されます。都道府県などが測定して、規制値を超える食品が見つかると市場に流通しないよう措置が取られます。

ただし注意しなければならないのは、全ての食品を一つ残らず検査しているわけではありません。また、「 暫定 」 として基準値が引き上げられていた経緯も疑問が残ります。こうした点も考慮しながら個人で判断していく必要があるのかもしれません。


放射線を防いで身を守る方法についてはこんな感じです。専門家ではないので間違っている部分もあるかと思います。心配な方は、専門家が書かれた書籍などを参考にされることをお勧めします。



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プロフィール

rino

Author:rino
あなたには損をしないための最低限の知識がありますか?私は、勉強不足や経験不足から失敗したり、損をしたり、恥ずかしい思いをしたりしたことが多々あります。苦い経験を振り返ってみて気付いたことは、少しでも学んでおけばそうした経験は避けられたというシンプルなものでした。このブログでは、普段の生活の中で損をしないための情報を、できるだけわかりやすく紹介してみたいと思います。同じようなことで悩んでいる方がいらしたら、参考にしていただければ幸いです。

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