知らないと恥をかく一般常識の壁

初心者の外付けHDD入門!RAIDってなに?(応用編)


『 RAID について、より深く理解してみよう 』


以前、RAID について全く分からない方でも理解できるように基本編の記事を書きましたが、今回は 応用編 です。

とは言っても、そんなに難しくありません。これまでのおさらいと、若干 深く掘り下げた内容です。

頭をスッキリと整理させて より深く理解し、RAID の魅力を感じてみてください。


これまでの内容を まだ読まれていない方は、




から先に読み進めると理解しやすいと思います。

では、さっそく見ていきましょう。( 最終更新:2016年9月 )


RAID ってなに?


RAID とは、


複数の ハードディスク を組み合わせて一つの束にすることで、一台のハードディスクとして使えるようにする技術


のことです。

昔の ハードディスク は 信頼性 が高く非常に高価だったので、なかなか簡単に購入することはできませんでした。

そこで、安価な ハードディスク を複数組み合わせて、一台のハードディスクとして使おうとしたわけです。

ただし、壊れてデータに アクセス できなくなると困るので、冗長性 のあるものを作ろうとしたわけですね。

冗長性 とは、


本来は 余分 だと考えられるものを追加することで壊れにくくする


ということです。

ここでは、ハードディスク がこれにあたります。

つまり、複数の ハードディスク を使うことで耐障害性 を持たせるようにしたわけですね。

そこから、


  • Redundant Arrays of Inexpensive Disks
  • Redundant Arrays of Independent Disks


という 名前 が来ています。

どちらも同じ意味なのですが、昔は安価な HDD を使って高速 で 耐障害性 があり、大容量 のディスクアレイを構築しようとしていたので、


安価なという意味を表す Inexpensive


という言葉が使われていました。

しかし、現在は 安全性 を重視しているので、


「 独立した 」 という意味を持つ Independent


という言葉が用いられています。この言葉を略して、


RAID ( レイド )


と言うわけです。


これは 1980 年代 に カリフォルニア大学 バークレー校 の Garth Gibson、Randy Katz、 David A.Patterson の 3 人 によって提唱されました。

そして現在、RAID は以下の 7 種類 に分類されています。


  1. RAID 0
  2. RAID 1
  3. RAID 2
  4. RAID 3
  5. RAID 4
  6. RAID 5
  7. RAID 6


RAID 1 ~ 6 までは 冗長性 がありますが、RAID 0 には 冗長性 はありません。

なぜなら、RAID 0 はハードディスクが 1 台 でも壊れたらデータ に アクセスできなくなるからです。

この中で、実際に目にすることが多いのは、


  • RAID 0
  • RAID 1
  • RAID 5


の 3 つ です。

基本的に この 3 つ の違いが把握できていたら選ぶ際も困らないと思います。

RAID は 耐障害性 の向上と、高速化 や 大容量化 が可能になるのでとても便利なのですが、「 普通の 外付け HDD でも問題ない 」 と感じる方もいると思います。 ← 私

では、どんな時に これが使われるのでしょう?


次は、このことについて見ていきます。


RAID はどんな時に必要なの?


個人レベルで必要かというと疑問なのですが、以下のような人達は持っていると何かと役立つと思います。


  • 個人事業主
  • SOHO
  • 小規模企業の事業者


これらに当てはまる方は RAID 対応 の 外付け HDD を用意しておいた方が安心だと思います。


 な ん で ?


万が一、外付けハードディスク が壊れても 最新のデータ を失うリスクが軽減できるからです。


データを失うのは非常に多くのトラブルを引き起こします。

現在は、業務で使われる情報は パソコン などを使ってデジタル情報 として管理を行う時代です。

つまり、これまでのように紙を使って手書きで資料を作成して保存する時代ではありません。

たとえば、


  • 顧客データ
  • マニュアル
  • 進行中 の プロジェクト
  • 売上 ・ 給与 ・ 決算 などのデータ
  • 会議 の 議事録


など、事業で使う大切な データ の多くはデジタル化 されていると思います。

そして、外付け HDD などを使って 社員同士でデータを共有して効率的に作業ができる環境を整えた 中小企業 も多く見られます。


しかし、通常の 外付け HDD だと、万が一、壊れたときは保存してある データ に アクセス できなくなってしまいます。

なので、


もう 一台 の別の 外付け HDD を用意して、そこに バックアップ を取っておく対策が必要


になるわけです。

でも、多忙な業務の中で バックアップ を取るのは難しいですよね。データが膨大になれば、転送するのにも時間がかかってしまいます。。

できれば、通常業務 で使っている 外付け HDD が壊れても、データを失わずに守れる環境を整えることができれば安心です。

それを実現できるのが


RAID


というわけです。


RAID の持つ 冗長性 が大切なデータを失う リスク を軽減してくれるわけですね。

もっとわかりやすく言うと、どれか 一つ のハードディスクが壊れても、故障した ハードディスク を新しいものと交換して内容も元通りに 修復 すれば、これまで通り使うことが可能なわけです。

ちなみに、この修復作業のことを


リビルド ( Rebuild )


と言います。

この リビルド が行えるので、


もしハードディスク が 一台 壊れたとしても、全ての データ を一度に失う心配がない


というわけです。

こうした点で便利なので、企業 や 個人事業者 の方は持っておいた方が安心だと言えます。( もちろん、プライベートで RAID を使っても役立ちます。)

どれを選べばいいかわからない方は、




を参考にしてください。

もし、あなたが RAID 1 や RAID 5 を使うと決めたときは、知っておいた方が役立つ機能が いくつかあります。それが、


ホットスワップ と ホットスペア


と呼ばれる機能です。これらについては




でまとめますので、こちらを参考にしてください。


では、RAID 製品 を使えば バックアップ は全く不要だと思いますか?

次は、このことについて見ていきましょう。


RAID 製品を使えば バックアップ は不要なの?


いいえ、必要です。


RAID 1 や RAID 5 であれば 冗長性 があるので、たとえ 1 台 が壊れても データ にアクセスすることができます。

その後すぐに リビルド を行えば、データを失うリスクは避けられます。


 し か し 、


2 台 同時に壊れた場合は アクセス できないことがあります。たとえば、以下の RAID 製品 を見てみましょう。




こちらは 2 つ のハードディスクが搭載されていて、RAID 1 にも対応しています。

そのため、ミラーリング により 1 台 が壊れても、もう 一台 に アクセス できれば使うことができますよね。

でも、2 台 のハードディスクが同時に壊れてしまうとどうでしょう?

データにアクセスできなくなるわけです。。


 な の で 、


こうした ケース に備えて別の 外付け HDD に バックアップ を取っておく必要があると言わざるを得ないわけです。

バックアップ については




でわかりやすくまとめましたので、こちらを参考にしてください。


「 じゃぁ、RAID って意味がないんじゃないの? 」


と思われるかもしれませんが、ここでわかるのは


RAID は クッションのような役割をしている


ということです。

いきなり壊れて使えなくなるのではなく、データの救出時間を確保できるように対策できると考えると良いのかもしれません。


「 いきなり全ての データ を失いたくない 」


という方は使っておくと安心だと思います。


RAID の応用編についてはこんな感じです。

これまで RAID について 5 つ の記事にわけてまとめてきました。長かったですが、お疲れ様でした。

ここまで理解できれば、外付け HDD の 商品説明欄 でこの言葉を見ても判断できると思います。

外付け HDD を選ぶ際も、選択肢の幅を広げてあなたに合ったものを選んでみると良いかもしれません。

参考にしてください。


RAID を理解してみよう


  1. RAID ってなに? ( 基本編 )
  2. RAID の種類の違いと特徴は?
  3. RAID ってなに? ( 応用編 )

外付け HDD を賢く選んでみよう


  1. 外付けハードディスク ってなに?
  2. 外付けハードディスク の選び方は? お勧め




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プロフィール

rino

Author:rino
あなたには損をしないための最低限の知識がありますか?私は、勉強不足や経験不足から失敗したり、損をしたり、恥ずかしい思いをしたりしたことが多々あります。苦い経験を振り返ってみて気付いたことは、少しでも学んでおけばそうした経験は避けられたというシンプルなものでした。このブログでは、普段の生活の中で損をしないための情報を、できるだけわかりやすく紹介してみたいと思います。同じようなことで悩んでいる方がいらしたら、参考にしていただければ幸いです。

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