知らないと恥をかく一般常識の壁

オンラインストレージの基本!選び方と注意点は?


『 オンラインストレージ について理解してみよう 』


パソコン や スマートフォン、タブレット など複数の端末を使っていると、バックアップ や データのやり取りで困ることがあります。

iPhone や Android などスマホのデータをパソコンに移したいときや、逆に PC に入っているデータを スマートフォン やタブレット端末 で使いたいことがあるのですが、こうしたときに データ をやり取りするのも面倒なわけです。

また、サークル仲間 や 職場の仲間、あるいは 取引先相手 など複数のメンバーで同じデータを共有したいときも、メールや USB メモリ などでファイルのやり取りをするのは面倒です。

特に、データのサイズが大きいものになると困ってしまいます。


もし、仲間同士でデータのやり取りが簡単に行えたら便利ですよね。

また、自宅の PC 内のデータ ( ファイルや音楽など ) を 職場 や 学校、カフェ などインターネットに繋がる環境さえあれば、外出先からでも使えたとしたら とても便利になるはずです。

こうしたことを可能にしてくれる手段の一つに


オ ン ラ イ ン ス ト レ ー ジ


というものがあります。

名前は聞いたことがある方も多いと思いますが、いまいちよくわからないという方も多いかもしれません。 ← 私

きちんと理解して正しく使うことで、仕事や私生活をより便利にすることが可能になると思います。


そこで今回は、この オンラインストレージ についてまとめました。( 最終更新:2016年10月 )


オンラインストレージ ってなに?


オンラインストレージ とは、


インターネットを使った、データの貸倉庫


のようなものです。

以前、「 スペック構成を考えて賢く選んでみよう 」 で ハードディスク ( HDD ) について説明したことがありますが、HDD とは本棚のようなもので、


たくさんの 情報 を記憶して保存する部分


だと説明しました。

お店で見るパソコンの値札には 「 HDD : 500 GB 」 とか 「 1 TB 」 といった表記がされていますが、これは本棚がどれくらいの大きさなのかを表しています。

容量が大きければ本棚は大きくなるので多くの 本 や 資料 を保管することができますが、逆に容量が小さければ本棚も小さくなるので、収納できる量も少なくなってしまいます。

このように、データ を収納する本棚のことを


ス ト レ ー ジ


と言います。別の言い方をすると


記 憶 装 置


と言ったりもします。

パソコンやスマートフォンなどの端末には 本体 に このストレージが組み込まれていますが、容量が足りなくなったら 外付け HDD などのストレージ ( 外部記憶装置 ) を使って容量を補ったりします。( 外付けハードディスク ってなに?

これと同じように、企業 などがインターネット上でストレージを貸し出しているものもあるわけです。

この場合はインターネットを経由して企業が用意した本棚へアクセスして使うので、


オンラインストレージ とか クラウドストレージ


と呼ばれています。

つまり、インターネット回線を使って 本棚 や 倉庫 をレンタルすると考えるとわかりやすいと思います。


この 本棚 には パソコン や スマートフォン、タブレット など複数の端末から気軽にアクセスできるので、ここに データ を保存しておけばファイルの やり取りもスムーズになるというわけです。


また、ローカルの特定フォルダと同期できるものもあります。

わかりやすく説明すると、PC や スマートフォン 内に 「 A 」 というフォルダがあって、その中にメモ帳を入れていたとします。

あなたが、PC の フォルダ A の中にある メモ帳 を書き換えて更新すると、オンラインストレージ と スマートフォン 内にあるファイルも同時に更新させることが可能になるわけです。

つまり、ある 特定のフォルダ のデータを更新すると、他のデータも全て同時に更新できるというわけです。これを


同 期


と言います。オンラインストレージを使うとこうした機能も使えます。


さらに、仲間と共有したいファイルをアップしておけば、外出先からでも気軽にアクセスして使えるのも魅力です。

ID や パスワード の割り当てが可能なサービスであれば、取引先相手とも オンライン上で安全にファイルのやり取りができるので手間 も 時間 も省けるといったメリットもあります。


この他にも、大切なデータのバックアップ先としての使い方もあるので、災害などに備えて 外付け HDD などのバックアップ先とは別に用意しておくと安心です。( データを守るバックアップ方法は?


このように オンラインストレージ はとても便利なサービスなのですが、より理解を深めるために、仕組みについてもう少し詳しく見ていきましょう。


どのようにストレージを貸し出しているの?


例を挙げて簡単にサービスの仕組みを説明します。

まず、A 社 が オンラインストレージ サービスを行っているとしましょう。

この場合、A 社 はサーバとよばれる大きな本棚をいくつか用意して、その棚に仕切りを付けて複数に区分けします。

そして、この区分けされたスペースの一角をあなたに貸し出すわけです。つまり、一つの本棚を数人で共有すると考えるとわかりやすいと思います。

ちなみに、この貸し出すスペースのことを


記 憶 領 域


と言ったりします。

本棚を共用で使うので 費用も比較的安価に利用することができますし、レンタルなので必要な期間だけ借りられるなどのメリットがあるわけですね。

もちろん、共有すると言っても同じ本棚を使っている他の誰かが、あなたのデータを見るということはできないような仕組みになっています。

つまり、カギのついた箱に入れて本棚にしまうようなものなので、誰でも中身を見ることができるというわけではありません。


データの保存の仕方も簡単です。

あなたは Excel で作成したデータをパソコン内の HDD に保存する際、どのように保存しますか?

Excel の保存ボタンをクリックして、「 名前を付けて保存 」 の画面でファイルの名前を記入して、「 コンピュータ > C ドライブ > … 」 などの順に保存先を指定してからデータを保存すると思います。

オンラインストレージも これと同じような要領で、IE や Chrome、Firefox などのウェブブラウザを使って行います。

あるいは専用のソフトウェアを使って、ドラッグ&ドロップ するだけで簡単にデータの アップロード や ダウンロード をすることができます。


オンラインストレージサービスは このような仕組みになっているのですが、いろいろな種類があるので選ぶ際には注意しなければなりません。

まずは、どのようものがあるのかについて見てみましょう。


オンラインストレージには、どんなものがあるの?


一口にオンラインストレージと言っても、サービス内容は様々です。費用にしても 無料 で使えるものから 有料 のものまであります。

また、有料 のものの中には ソフトウェア や パソコン を購入したときに一緒に付いてくるものもあります。

容量についても 「 20 GB 」 や 「 100 GB 」 と小さなものから、「 1 TB 」 や 「 3 TB 」 と大容量のものまでありますし、中には 無制限 で使えるものもあります。

企業によってサービス内容は大きく変わるのですが、そうなると


「 無料 で 無制限 のところが良いのでは? 」


と思われる方もいるかもしれません。

でも、安易に選んでしまうとトラブルの元にもなるので注意が必要です。

では、その理由について詳しく見ていきましょう。


オンラインストレージを選ぶ際の注意点は?


選ぶ際には注意しなければならないのは、あなたがオンラインストレージを使う


目 的


です。

思い出して欲しいのですが、オンラインストレージとはどういったサービスでしたでしょう?

企業が用意した ストレージ にデータを預けるサービスでしたね。

別の言い方をすると、銀行に お金を預けるのと同じように、あなたの大切なデータを企業に預けるということを認識しなければなりません。

預ける際には いろいろなことを考えなければなりませんが、特に注意しなければならないのは以下の 2 つ です。


  1. データ消失の際の対応は十分か?
  2. 保存するファイルの重要度は?


それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。


1.データ消失の際の対応は十分?


まず、データを預けた後に起こり得るトラブルの一つに


データの消失


があります。

たとえば、無料 で利用できるサーバだと、一定期間アクセスしなければデータが削除されてしまうものがあります。

もっとわかりやすく言うと、90 日 間利用しなかったり、1 年 以上放置していた場合にはルールに従って削除されるわけですね。

これだと大事なファイル や 思い出の詰まった 写真 や 動画 を預けるには不安が残ります。

また、障害など何らかのトラブルが原因で突然データが消失してしまう事もないとは言い切れません。

こうしたトラブルが発生した際に 「 データを復元してください 」 と頼んでも、そこまでケアしてもらえないことがあります。

これは企業側でデータの バックアップ体制 ( 復旧体制 ) が充実していないことが原因であったり、利用規約で予め定められている場合があるからです。

この点においては有料 ・ 無料を問わず、こうしたリスクのあるものが多いようなので注意しなければなりません。

サービスには 「 個人向け 」 と 「 法人向け 」 の両方があるのですが、特に 個人向けサービス の場合は 法人向けサービス と比べるとバックアップ体制は充実していないことが多いようです。

つまり、オンラインストレージを使うのであれば多少費用はかかっても


法人プラン や ビジネスプラン を選んだ方が安心


ということが言えると思います。


2.保存するファイルの重要度は?


もう一つ注意しなければならないのが


閲 覧 権 限


です。

特に、無料サービスの中には


閲覧制限 や 共有範囲


の設定が細かくできないものもあるので、保存していたデータが気づかないうちにネット上で公開されてしまうことがあります。

見られても構わない データ であれば問題ありませんが、仕事で使うような重要なデータ や 個人情報 が含まれているものだと、細心の注意を払わなければなりません。


これらのリスクを予め想定して、どのオンラインストレージを選ぶべきかを考える必要があるわけです。


ちなみに、先程 「 仕事で使うような重要なファイル 」 と書きましたが、企業によってはセキュリティなどの面も考慮して 無償サービス の利用を禁止しているところもあるので、こうした利用方法は避けるべきです。

一方、個人であまり重要ではないファイルを預けるのであれば、無料ストレージ も選択肢として入れておくのも良いと思います。

万が一、データが流出して誰かに見られても困らない情報であるとか、何らかのトラブルで預けたデータが消えてしまっても問題ないのであれば、費用のかからない 無償サービス は非常に便利だと思います。

大切なのは、


あなたがどのようなデータを、何の目的で預けるのか


を考えてサービスを選ぶという点です。

闇雲に選んではあとで困ってしまうこともあるので、この辺りを しっかりと考えて選ぶようにしましょう。

でも、一般的には


  • 「 大切なデータだから保存したい 」
  • 「 仕事で効率化を図りたいから使いたい 」


といった目的でクラウドストレージの利用を考えている方が多いと思うので、ここを重視して選ぶ際のポイントについて見ていきましょう。


オンラインストレージを選ぶ際のポイントは?


主に確認すべき点は以下の 5 つ です。


  1. 容 量
  2. 費 用
  3. バックアップ体制 の有無
  4. セキュリティ機能 の有無
  5. 法人向けサービス の有無


それでは、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。


1.容量を考えてみよう


容量は、先程上で説明した 本棚の大きさ にあたります。

動画 や 音楽、画像 などを大量に保存しないのであれば、そんなに大きなものでなくても大丈夫だと思います。

一方、大容量のデータを扱うことが多いのであれば、それに合わせて容量も考えて選ぶ必要がありますね。


2.費用を考えてみよう


企業によって


無料プラン と 有料プラン


の両方を用意しているところもあれば、


セキュリティ体制 や バックアップ対策


などのサービスを充実させて 有料プラン のみを提供しているところもあります。

データの重要度に合わせて選ぶ必要がありますが、個人的には 万一に備えてサービスが充実して、管理体制の整ったものを選んだ方が安心だと思います。


3.バックアップ体制の有無を確認しよう


あなたの大切なデータを預けるわけですから、バックアップ体制の有無を確認しておくことはとても重要です。

大切なデータを保存しても、消えてしまっては意味がありません。


4.セキュリティを確認しよう


セキュリティで確認すべき点は


ウイルスチェック機能 と SSL 暗号化通信


の 2 つ です。

まず、ウイルス感染した場合に考えられる一番のリスクは


情 報 漏 洩


です。

大切なデータが悪意を持った人の手に渡るのを防ぐためにも、ウイルス感染の危険がないかをチェックする機能の備わったサービスを選んでおくと安心です。


また、通信データの暗号化に対応しているかも確認しておきましょう。

わかりやすく言うと、ファイルの アップロード や ダウンロード の際に、他の人からデータの中身を盗み見られないようにする技術のことです。

個人情報を含むデータや、仕事で使う重要なデータの送受信を行うのであれば、暗号化に対応したところ選んでおくと安心です。

※ただし、暗号化技術の脆弱性を狙って悪用される場合もあるので、状況に応じて考慮していく必要があります。


5.法人向けサービスの有無


先程も触れましたが、仕事でクラウドストレージサービスを安心して利用するためには 管理体制 が整っていて、万一の際もしっかりとサポートしてくれる


法人向けのサービス や ビジネスプラン


などが用意されているところを選ぶようにしましょう。

ビジネスプランになると、


  • 閲覧制限
  • 共有の管理
  • ファイル復元
  • サポート体制


などの点でサービス内容が大きく変わってくるので、大切なデータを扱うのであればこうしたものを選ぶ方が安心だと思います。


以上、5つ のポイントを押さえて選んでいくのが大切と考えていますが、オンラインストレージはいろいろとありすぎて選ぶのも大変です。

そこで、いくつかの用途に分けて良さそうなところを絞りこんでみました。



どのオンラインストレージが良いの?


どのサービスを使えばいいのかは、用途 や 価値観 にも左右されると思うので人それぞれだと思います。

先ほど銀行を例に挙げましたが、銀行に口座を作る際も 規模 や 知名度、信頼性、利用目的、利便性 などを考慮して、どこを選ぶかも変わってくると思います。

オンラインストレージも同じです。預けるものが 「 お金 」 から 「 情報 」 に変わったという認識で選ぶようにしてみるといいかもしれません。

以下に一例として、Google と Microsoft が提供するサービスを紹介します。個人向け と ビジネス向け のサービスに分かれているので、こうした点にも注意して比較してみてください。




オンラインストレージのサービスを提供しているところは、この他にもたくさんあるので、先ほど説明した選ぶ際のポイントなどを考慮して選んでみるといいかもしれません。


また、外出先からオンラインストレージにアクセスする際は、Wi-Fi などを準備しておくと快適に使えると思います。

一方、外出先では使わず、自宅でのみインターネットに接続するのであれば、テレビや電話なども使える光回線を選ぶようにすると良いかもしれません。通信量の上限などもないのでより快適に使えると思います。詳しくは以下の記事でまとめましたので、こちらを参考にしてください。




それと、もしオンラインストレージへ情報を預けることに不安を感じるのであれば、外付けハードディスク を使って自宅で管理する方法もあります。これでしたら全ての情報を手元に置いておけるので安心だと思います。詳しくは、『 外付けハードディスクってなに? 』 を参照してください。


オンラインストレージについてはこんな感じです。

今の時代はストレージも通信回線もさまざまな方法が用意されているので、あなたの目的や使い方に合わせて選んでみると、より快適な環境で過ごせるようになると思います。

参考にしてください。


パソコンを賢く選んでみよう


  1. 初心者のPC購入!選び方のポイントと注意点は? お勧め
  2. パソコン の種類と選び方は?
  3. OS の種類と選び方は?
  4. 各パソコン メーカー の特徴と選び方は?
  5. スペック構成を考えて、賢く選んでみよう お勧め




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プロフィール

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Author:rino
あなたには損をしないための最低限の知識がありますか?私は、勉強不足や経験不足から失敗したり、損をしたり、恥ずかしい思いをしたりしたことが多々あります。苦い経験を振り返ってみて気付いたことは、少しでも学んでおけばそうした経験は避けられたというシンプルなものでした。このブログでは、普段の生活の中で損をしないための情報を、できるだけわかりやすく紹介してみたいと思います。同じようなことで悩んでいる方がいらしたら、参考にしていただければ幸いです。

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