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ディスプレイの基本!PC用モニタの種類と特徴は?


『 ディスプレイの種類と特徴を理解して比較してみよう 』


現在使われているような薄型の ディスプレイ や テレビ が登場する前は、大きくて重い ブラウン管 と呼ばれる装置が使われていました。

しかし、時代と共に薄型へと変わり、さらに技術の違いにより複数の種類が登場しました。

でも、どのようなものがあるのか よくわからない人も多いかもしれません。 ← 私

そこで今回は、パソコン用ディスプレイを軸に、どんな種類のがあるのかをまとめてみたいと思います。ブラウン管のころからの変遷を把握しながら選んでみると面白いと思いますよ。

それでは、さっそく見ていきましょう。( 最終更新:2016年5月 )


ディスプレイの種類と特徴は?


大きくて重く、動かしづらいといった特徴のブラウン管は、長い間多くの人に親しまれてきました。

しかし、1990 年代後半に液晶ディスプレイが急速に普及し始めて、2005 年 にはブラウン管の需要はほぼ消滅してしまいます。そのため、現在は薄型ディスプレイが市場を席巻する時代となりました。

一口に薄型ディスプレイと言ってもいろいろな種類があるのですが、コンピュータの出力機器として一般的に知られているのは、ブラウン管を含めると以下の 5 つ に分類されます。


  1. ブラウン管 (CRT)
  2. 液晶ディスプレイ (LCD)
  3. プラズマディスプレイ (PDP)
  4. 有機 EL
  5. プロジェクター


それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。


1.ブラウン管(CRT)の特徴は?


ブラウン管は内部が真空になっていて、光を発する部分 ( 発光源 ) から蛍光塗料の塗られた画面に向かって電子ビームを当てることで映像を映し出します。

映し出される映像は画面が明るく、発色も鮮明ですし、動画再生においては液晶よりも優れています。また、低価格といったメリットもあります。

しかし、消費電力が大きく、画面を大きくすると奥行きも増します。そのため、液晶に比べると重くて場所を取りますし、一度設置したら動かしにくいといったデメリットがあります。

現在は、ブラウン管ティスプレイを手に入れることは難しいので、選ぶのであれば以下の薄型ディスプレイになりますね。


2.液晶ディスプレイ(LCD)の特徴は?


液晶ディスプレイの仕組みは、まず 2 枚 のガラス板に透明な電極を配置して、互いの電極が向かい合うように合わせます。

このときガラスの間に空間を設けて、そこに特殊な 液 ( 液晶 ) を入れます。つまり、ガラスで液晶をサンドイッチのように挟むわけですね。

この液に電圧をかけることで映像を映しています。これを


液晶パネル


と言いますが、ここには小さな点がたくさん並んでいて、この粒一つ一つが画面を構成しています。

粒そのものは発光しませんが、ガラスの後ろに ライト ( バックライト ) を設置して光を通過させることで画面に色などを表示させます ( 光が通過しないときは黒色です )。

このときに液体に電圧をかけて光の透過率を変えることで映像として映し出すという仕組みです。


ブラウン管に比べて薄く軽いので省スペースでも使えますし、消費電力が低くて電磁波も少ないのが特徴ですね。また小型化も可能なので携帯電話などでも多く使われています。

価格も比較的安価で、薄型ディスプレイの中では手軽に購入できるといった利点があります。


一方、欠点もあります。たとえば、写真や文章などの静止画を見るのには問題ありませんが、スポーツなど動きの速い映像ではブラウン管に比べて反応が遅いため残像が残ります。つまり、動きが滑らかに見えるかどうかという点で他のディスプレイに劣るわけです。

また、常にバックライトが点いているので、黒色や陰の表示が プラズマ や 有機 EL に比べると苦手であるといった側面もあります。

でも、年々改良が重ねられて性能も向上していますし、低価格で購入できる利点もあるので現在最も普及しているディスプレイです。どれにしようか迷った時は、液晶ディスプレイを選ぶようにすると良いかもしれません。




薄型ディスプレイには、液晶とは別に以下のような プラズマ や 有機EL といったものもあります。


3.プラズマディスプレイ(PDP)の特徴は?


プラズマディスプレイは、2 枚 のガラス板 ( あるいはプラスチック ) に透明な電極を配置して、互いの電極が向かい合うように合わせます。

このときガラスの間に空間を設けて、そこに希ガス ( ネオン や ヘリウム など ) を入れます。つまり、ガラスで希ガスをサンドイッチのように挟むわけですね。

この希ガスに電圧をかけると放電するのですが、この放電によって生まれた紫外線が蛍光体を光らせることで映像を映しています。いわゆる ネオンランプ のようなものです。

ガラスの内側には光の三原色である 赤 ・ 緑 ・ 青 ( RGB ) の蛍光体が塗られていて、放電させるとこの蛍光体が発光します。

つまり、一つ一つの粒 ( 画素 ) がプラズマ発光することで映像を映すので、ブラウン管ほどではありませんが液晶に比べると明るくて発色も良いです。

また、コントラスト比も高いので、よりクッキリと鮮明な映像を楽しむことができます。黒色を映すのが得意なので、暗いシーンの多い映画を鑑賞するには最適ですね。

さらに、反応が速いのでスポーツなどの動きの速い映像にも適しています。視野角も広く、斜めから見ても綺麗に見えるのもプラズマの強みです。


ただし、液晶に比べると消費電力は 2 倍 以上高いといった欠点もあります。また、価格も液晶に比べると高めです。

昔はコンピューターのディスプレイとしても使われていましたが、小型化するのが難しくあまり普及しませんでした。でも、液晶に比べて価格を抑えて簡単に大型化できるので、今は薄型大画面テレビとして広く普及しています。


4.有機ELの特徴は?


液晶やプラズマでは、ガラスの間に 液体 や 希ガス などを挟んでいましたが、有機 EL ディスプレイでは 2 枚 のガラスで


有機層


というものを挟んでいます。

この有機層に電圧をかけて発光させることで映像を映すのが 有機 EL ディスプレイ です。


有機 EL というのは発光ダイオード ( LED ) の一種で、電気の持つエネルギーを直接光に変えることができます。

蛍光灯や白熱電球はプラズマと同じように電気で紫外線を出して、その紫外線が蛍光物質に当たることで発光しますが、有機 EL は有機化合物 ( 炭素を成分とする化合物 ) そのものが光ります。

この有機化合物が光る原理を説明するのは難しいのですが、わかりやすく言うと蛍が発光するのと同じようなものです。この有機物が光る現象のことを


冷光 ( ルミネッセンス )


と言います。

蛍の場合は有機物が酸化反応することで光りますが、酸素の代わりに電圧を使って光らせるものを


有機エレクトロ・ルミネッセンス ( Electro-Luminescence )


と言います。つまり、有機 EL のことですね。


この 有機層 ( 発光層 ) は非常に薄いとう特徴を持っています。1 nm ( ナノメートル ) は 100 万分の 1 ミリ を意味しますが、有機層は 数百 nm 以下という薄さなので、液晶やプラズマよりもさらに薄くなります。

消費電力が少ないのに、プラズマのようにコントラスト比が高くてクッキリと鮮明な映像を楽しむことができますし、反応も速いのでスポーツなどの動きの速い動画にも適しています。

また、ガラスの代わりのプラスチックなどを使えば、画面を曲げた曲面ディスプレイなどを作れたり、柔らかいフィルムなどを使えばペーパーテレビとして使用することも可能となります。

こうした点から次世代のテレビとして期待されているのが 有機 EL の特徴です。


ただし、価格が非常に高いのが難点です。最初に発売されたのは 2007 年 に SONY から出た製品でしたが、海外を含めどのメーカーもコストを抑えることができずに苦戦しているようです。

2012 年 6 月 に、SONY は パナソニック と大型有機 EL テレビ 向けのパネルを共同開発すると発表しましたが、2013 年 12 月 には解消しています。これは SONY が、赤字続きだったテレビ事業を黒字化させることを優先したため、すぐに利益を上げることができない 有機 EL の開発を凍結したことが原因の一つと言われています。

一方、パナソニックは印刷技術を応用して量産化を目指していましたが、こちらもコストが下がらずに 2014 年 7 月 の時点で 55 型 の価格が 100 万円 と高額です。量産化は 2016 年度 を目標にしているようですが、これも 2015 年度 から先送りされたものなので、技術と価格の問題が解消できなければ難しいかもしれません。

スマートフォンや携帯電話など中小型のディスプレイでは需要があるようですが、現在の技術では大型化は難しいようですね。


薄型ディスプレイにはこうしたものがありますが、この他にも便利な プロジェクター というものがあります。


5.プロジェクターの特徴は?


プロジェクタは、壁やスクリーンに画像や映像を映し出す機器のことです。これは大きく以下の 2 つ に分かれます。


  • データプロジェクター
  • ビデオプロジェクター


一つ目の データプロジェクター は、会議や講義などのプレゼンテーションの際に使われることが多いタイプで、パソコンやタブレット端末に接続して端末画面をスクリーンに大きく投影することができます。

専用のスクリーンでなくても、壁やホワイトボードなどを代用することも可能です。ホワイトボードを使えば、ペンで画面に書き込むこともできますね。


二つ目の ビデオプロジェクター は、ホームシアター用のプロジェクターです。明るさやコントラストが優れているので、自宅を映画館のようにして DVD や ブルーレイ を楽しむことができます。

ただし、プロジェクターからスクリーンまでの距離や、部屋をどれくらい遮光できるかなども考慮して選ばなければ性能を十分には楽しめないので注意が必要です。でも、完全に遮光できなくても、夜に鑑賞すればこの問題は解決すると思います。

ちなみに、プロジェクターでおすすめなのは BenQ というメーカーのものです。




こちらのメーカーは、世界 46 カ国 61 拠点 に営業展開するデジタルライフ機器メーカーとして有名な企業です。プロジェクターをはじめ、ディスプレイなども豊富に取り揃えているのが特徴で、世界シェア No 1 の DLP プロジェクター や 液晶ディスプレイ などの製品もあります。


以上、一般的にコンピュータの出力機器として知られているのはこの 5 つ です。

現在、パソコン用ディスプレイとして一般的に使われているのは 液晶ディスプレイ なので、基本的には液晶ディスプレイの中から選ぶことになると思います。

一方、会議室や教室などの広い場所で使ったり、自宅の広い部屋で映画鑑賞をするのであれば、プロジェクターも選択肢に入れておくと良いかもしれません。

プラズマ や 有機 EL を求めるのであれば、PC用ディスプレイはあまりないので、テレビをディスプレイ代わりとして選ぶことになると思います。ただし、価格は高めです。


パソコン用ディスプレイの種類と特徴についてはこんな感じです。

薄型ディスプレーと一言で言ってもいろいろなものがあるので、特徴を把握して選んでみると楽しめると思います。

参考にしてください。


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プロフィール

rino

Author:rino
あなたには損をしないための最低限の知識がありますか?私は、勉強不足や経験不足から失敗したり、損をしたり、恥ずかしい思いをしたりしたことが多々あります。苦い経験を振り返ってみて気付いたことは、少しでも学んでおけばそうした経験は避けられたというシンプルなものでした。このブログでは、普段の生活の中で損をしないための情報を、できるだけわかりやすく紹介してみたいと思います。同じようなことで悩んでいる方がいらしたら、参考にしていただければ幸いです。

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