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プリンターの基本!解像度の選び方と比較方法は?


『 プリンターの解像度の違いを比較して選んでみよう 』


前回の 『 ディスプレイとTVの解像度の選び方と注意点は? 』 では、モニタなどの画面に表示される解像度について説明しました。

その際、印刷や画像の取り込みを行うのであれば、プリンターやスキャナといった周辺機器の解像度も一緒に考える必要があると説明しました。

これを考慮しないと思ったように綺麗に印刷できなかったり、写真などの画像を理想の画質でパソコンへ取り込むことができなくなる可能性があります。

そこで、まずはプリンタの解像度について見ていきましょう。( 最終更新:2016年8月 )


プリンタの解像度ってなに?


プリンタ や スキャナ の解像度の表記の仕方はディスプレイとは異なります。

ディスプレイの場合は 「 1920 x 1080 」 と表記されていましたが、これはディスプレイにどれくらいの解像度まで表示する能力があるのかを表しています。ちなみに、こうしたものを


画面解像度


と言います。

一方、プリンタでは


印刷解像度 ( 印字解像度 )


というものが使われます。

どれくらい綺麗に印刷できるのかを数値で表すわけですね。これを表すのに


dpi ( dots per inch )


という単位が用いられるのですが、これは密度がどれくらい高いのかを表す単位です。

つまり、プリンタの解像度は 1 インチ四方のドットの密度によって表されるということです。


たとえば、今からあなたが お風呂場のタイルを使って、壁に 1 メートル四方の花のモザイク画を作るとしましょう。このとき一枚のタイルにつき一色とします。

1 辺の長さが 10 センチのタイルを使うと、1 メートルに 10 枚しか並べられないので絵の仕上がりは荒くなりますよね。

でも、1 センチの小さなタイルを使うと 100 枚並べることができるので、より緻密な絵に仕上がります。

つまり、1 メートルの長さに並べられるタイル枚数の違いによって、絵の緻密さが変わるわけです。

言い換えると、タイルの密度によって絵のきめ細かさが変わるということですね。


これと同じように、1 インチ ( = 2.54 cm ) の長さに何個ドットが並んでいるのかを表したものが dpi ( ドット・パー・インチ ) という単位です。

1 インチに 10 個並んでいたら 10 dpi、100 個並んでいたら 100 dpi ということになります。数字が大きければ大きいほど、繊細で美しく印刷できるということです。


プリンタの解像度の意味は?


では、上述で説明した内容をもとに、プリンタの解像度の意味を具体的に見ていきましょう。

プリンタの商品説明欄を見ると、解像度のところに 「 9600dpi × 2400dpi 」 とか 「 4800dpi × 1200dpi 」 のように 「 横 x 縦 」 の形で表記されています。




一体、どのような意味だと思いますか?


まず、プリンタが印刷するときは、インクを乗せた部分が左右に音を立てながら移動することで紙に印刷をしていきます。

このインクの出る先端部分を


ヘッド


と言います。

ヘッドが移動しながら、どれくらいの密度でドットを並べられるのかを表したのが 「 横 」 の数値です。

「 9600 dpi x 2400 dpi 」 であれば、1 インチの幅に最大 9600 個並べられるということですね。

もっとわかりやすく言うと、プリンタで印刷するときの設定画面で、「 普通 」 「 速い 」 「 きれい 」 などが選べますが、この設定を変えると密度も変わります。

「 きれい 」 で印刷すると高密度で印刷するので仕上がりは美しくなりますが、ヘッドはゆっくりと移動するので時間がかかります。

一方、「 速い 」 を選択するとヘッドが軽快に動いて印刷できる代わりに、密度が小さくなるので仕上がりは荒くなります。

このようにヘッドの動くスピードによって密度が変化するのが最初の数値です。そのため、最大でどれくらいの密度で印刷できるのかを表しています。


一方、「 縦 」 の数値はプリントヘッドの密度を表します。

プリントヘッドにはインクを噴射するための小さな穴がたくさん並んでいます。ここからインクを噴出して、印刷用紙にドットを並べていくわけです。

この穴がどれくらいの間隔で並んでいるのかを表したものが 「 縦 」 の数値です。

「 9600 dpi x 2400 dpi 」 であれば、1 インチに 2400 個並んでいるということですね。

そのため、どんなにゆっくり印刷しても、この間隔は変わりません。逆に言えば、印刷速度に左右されないということですね。これが 「 横 」 の数字の意味です。


先ほどの 「 9600 dpi x 2400 dpi 」 と 「 4800 dpi x 1200 dpi 」 を比較すると、前者の方が密度が高いわけですから、理論上は同じ速度で印刷すると 2400 dpi の方が綺麗に見えるということになります。


 た だ し 、


プリンタの最大解像度は印刷用紙によっても仕上がりが変わってきます。つまり、メーカーが指定した最高品質の印刷用紙を使い、最高密度の印刷設定でプリントした場合に最大能力を発揮できるということです。

普通に印刷すると最高数値の 1/2 ~ 1/4 程度の解像度で印刷されるので、このあたりも考慮して選ぶようにすると良いかもしれません。


ちなみに、先ほど印刷速度を速くすると画質が落ちると書きましたが、印刷スピードを優先させても画質をあまり落とさずに印刷できる技術もあります。たとえば、Canon の高密度プリントヘッド技術 「 FINE 」 がそうですね。




このような性能を備えたものを選ぶと、印刷時のストレスも軽減されるかもしれません。


プリンタの解像度についてはこんな感じです。この解像度はモニターやテレビの解像度とは違うので、区別できるようにしておくと選ぶ際も混乱しないと思います。

では次に、スキャナの解像度について見ていきましょう。次回は、『 スキャナーの基本!解像度の選び方と注意点は? 』 です。


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プロフィール

rino

Author:rino
あなたには損をしないための最低限の知識がありますか?私は、勉強不足や経験不足から失敗したり、損をしたり、恥ずかしい思いをしたりしたことが多々あります。苦い経験を振り返ってみて気付いたことは、少しでも学んでおけばそうした経験は避けられたというシンプルなものでした。このブログでは、普段の生活の中で損をしないための情報を、できるだけわかりやすく紹介してみたいと思います。同じようなことで悩んでいる方がいらしたら、参考にしていただければ幸いです。

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